評価 : ★★★☆☆
パズル・サスペンスと名付けたい。
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タイムトラベルの話と思わせての予知能力にまつわる物語である。どう事実が符合するか、パズルを組み立てるかのように整えられていく流れを観察する。見える未来に対してアクションを起こすわけでもなく終始観察に終わる単純さに気付き始める一方、間に挟まれる微妙なドラマと不可思議に見える現象が見るものを最後まで離さない。あっさり気味の作品と思いきや時系列やプチドラマに思いを馳せる余地が残されている。パズルで遊ぶ場面が2度挿入されていたことの意味を汲み取りたい。
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