忍者ブログ           
トシピロとタカオが、映画についてコメントするブログ
[8] [7] [6] [5] [4] [3] [2] [1]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

アメリカンギャングスター [DVD]   評価:★★★☆☆


- - - - - - - - - - - - - - - - - - -

特別麻薬取締局の活動と黒人ギャングの活動を交互に追う事実に基づいたお話。最後の解決にはそれなりにスカッとした感心をするものの2時間半は単調に進む。ギャングとタイトルにもあるがバイオレンスな面はかなり抑えられているので最早ドキュメンタリーを見るかの如くしんみりと進行を追うことになる。そもそもデンゼルワシントンがギャングのトップであることがバイオレンスさを感じさせない。彼自身銃殺、暴行、取り乱す面が映されているがどうも迫力がない。これは演技に関してのケチでは一切ない。むしろ彼の表情、目つきは吸い込まれるような魅力があった。しかし、彼の顔つき、体格が、それまでの出演作品の役柄イメージを取り除いてもなお、どうしても「善い人」にしか見えないのである。血が流れるシーンや暴力シーンに胸騒ぎすることもなく傍観気分で見ることができるのでその意味では目に優しいギャングものと言える。後半になるにつれ麻薬取締局視点が強くなり終局を迎える。むしろ初めからその視点からしかなかったのではないかと思う程にいつの間にか取締局側からしか描かれなくなる、その変換点も見どころであろう。ギャングものの分類にあったが汚職一掃に至るドキュメンタリーに近い。内容的に非常に穏やかなので見やすいと思う。

 

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧可能にする    
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ブログ内検索
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
タカオとトシヒロ
性別:
男性
バーコード
フリーエリア
Powered by ニンジャブログ Copyright (c) 映画批評 シネマ・レビュー All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]