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この作品に関しては読み取る部分が人によって大きく異なると思う。男と女、どちらを支持するのか。最後まで見て思ったのはまんまと騙された、ということである。最後の1シーン、あれは製作側が何を意図しているのかを決定づけるものであろう。個人的な汲み取りであるが、両方の葛藤もわかる→女の動機が薄い→女に非があるだろう→製作側はわがまま女寄りなのか、フェミ思想の刷り込みなのか→ときて最後の1シーンと感情が揺らいだ。補聴器を絞る老人の意図とは何なのか、解釈は主義信条によって左右されるかもしれない。是非自分の目で確かめてもらいたい。デカプリオが3度程、回を追う毎にブチ切れてゆき面白い。友人関係の描写もリアルで不気味な緊迫感をもって挿まれる。なかなかに落ち着いた雰囲気ではあり、テーマミュージックのくどさも最後のワンシーンで昇華されている気がする。
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